肩甲骨

「肩甲骨」

一昔前まではそれほど注目されていなかった部分ですが、古武術ブーム、美容やダイエットにも効くとの触れ込みで「肩甲骨はがし」がブームとなっています。

セルフでできる肩甲骨はがしから整体院で行う肩甲骨はがしまで多種多様です。

「肩甲骨はがしって効果があるの?」
「そもそも肩甲骨はがすと何がどうなるの?」
「肩甲骨はがしって怖そう・・・」

といった様々な疑問や不安を抱えられている方も多くいます。

今回は肩甲骨はがしについて、包み隠さずお伝えすると同時にこのブログを読めば肩甲骨はがしの疑問が解決し、肩甲骨博士になれることをお約束します。

是非最後まで楽しんでお読みください。

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肩甲骨はがしとは?

肩甲骨と肩のイメージ画像

出典:クリニカルマッサージ

肩甲骨は人体で唯一周りの筋肉に支えられて宙ぶらりんになっている骨になります。

そのため周りの筋肉が固まると肩甲骨の動きも悪くなり腕が上げづらくなったり、肩こりになったり、背中が固くなったりと様々な症状を引き起こします。

宙ぶらりんの肩甲骨と肋骨の間は、本来手の平が入る柔らかさが理想なのですが、肩甲骨周りが固くなると手の平が全く入らないぐらい固まってしまいます。

その固まりを緩めていくことが「肩甲骨はがし」と呼ばれています。

肩甲骨ってそんなに重要なの?

非常に重要です。

高齢者を思い浮かべてください。

まず固まってくるのが肩甲骨です。

そして、腕が上げづらくなり、背中が丸まります。

その影響は足まで及びます。

整体的には、肩甲骨と股関節が繋がっています。

肩甲骨が柔らかくなれば股関節も柔かくなります。

股関節は足の要でもあります。

デイサービスで機能回復を担当していた時期がありますが、肩甲骨と股関節の可動域を回復させるだけでどんどん介護度が下がっていった実例もあります。

腕は日常で使用しますが、実は大きく動かすことは少ないので肩甲骨は固まりやすいのです。

極端ですが・・・

「肩甲骨の固さ=老いの始まり」

だと私は考えています。

肩甲骨はがしの効果

肩甲骨はがしを適正に行うと次の効果が期待できます。

肩こりの改善

肩甲骨はがしにより、肩甲骨の動きが良くなれば日常の生活でも腕が大きく動くので、肩の血流などが改善し肩こりも改善していきます。

首こりの改善

肩甲骨から首に向かって伸びている筋肉があります。

肩甲骨はがしをすれば、首まで良い影響が及び首こりの改善へと繋がります。

四十肩五十肩の軽減

肩と肩甲骨の動きは連動しています。

肩甲骨が固まると肩は動かしづらくなります。

肩甲骨を動きを良くし、同時に肩の動きが良くなれば血流が良くなりますので、四十肩五十肩に伴う炎症や痛みも軽減されてきます。

むくみ改善

肩甲骨はがしが注目されている美容効果として、筋肉が柔らかくなることで血流、リンパの流れが良くなり全身のむくみが改善し、本来の美しさを発揮することができます。

脂肪燃焼効果のアップ

よく肩甲骨付近には、脂肪を燃焼する褐色細胞があるので脂肪燃焼効率がアップするとありますが、肩甲骨を刺激すると褐色細胞が活性化するわけではありません。

難しくなるので割愛しますが、褐色細胞は内臓と脳の指令を受けて活性化しますので、肩甲骨はがしとは直接の関係はありませんが、肩甲骨はがしを行うと全身の筋肉が柔らかくなりますので、その結果血流、リンパの流れが増え新陳代謝が盛んになり脂肪燃焼効果がアップしていると考えられます。

くびれ効果

脂肪が固くなってしまうと脂肪は流れづらくなってしまいます。

お腹周りは内臓があるため脂肪をためやすい構造となっているので、どうしても脂肪の放置期間が長くなり固くなりやすい部分になります。

肩甲骨はがしを行うと広背筋という背中全体を覆っている筋肉が緩み、同時にお腹の横も緩んでいきます。

お腹が柔らかくなれば脂肪も吸収されやすくなりくびれ効果が出てきます。

自律神経の安定

あなたが緊張した時を思い出してください。

きっと肩に力が入り肩甲骨も固まってしまっていると思います。

交感神経が過緊張を起こした状態です。

肩甲骨が固まると交感神経が緊張します。

肩甲骨はがしをすることで自律神経のバランスが取れてきます。

肩甲骨はがしは整体院ではどうやるの?

肩甲骨はがし

出典:肩甲骨・肩こり解消.com

様々な技術がありますが、大体の所は画像のように横向きに寝て肩甲骨の隙間に手を突っ込みグルグル回したり、押し込んだりして肩甲骨の可動を出す所がほとんどです。

当院では、座位の状態で、肩甲骨を跳ね上げたり、回しながら肩甲骨を浮き出させたりしますが、肩甲骨は一つのパーツですので、全身の調整を行った上で肩甲骨はがしを行わないと効果が薄くなります。

整体では、全身調整の中に肩甲骨はがしが含まれていると思ってください。

肩甲骨はがしって難しい・・・

肩甲骨はがしは、要は肩甲骨の周りの筋肉を緩め肩甲骨の動く範囲を広くすることが目的です。

変に構えて肩甲骨はがしエクササイズをやるよりは、日頃から痛みがない範囲で腕を大きく大きく10回程度回してみましょう。

1回1回のスッキリ感は肩甲骨はがしエクササイズに比べれば劣りますが、毎日継続すると肩甲骨周りの筋肉の癒着などが自然に剥がれてきます。

自分自身がいかに腕を大きく動かしていないかわかると思います。

ストレッチと肩甲骨はがしは同じ?

目的が少し違ってきます。

ストレッチは、筋肉をジーッと伸ばすことで、筋肉を緩めていきます。

肩甲骨はがしは肩甲骨の周りの筋肉の癒着を取らなければならないので、グルグル回したり、押し込んだりと「動き」がつきます。

動かした方が血流、リンパの流れもずっと良くなります。

ストレッチも肩甲骨はがしも「筋肉を緩める」という目的は一緒ですが、肩甲骨はがしはより大きな効果を狙ったものとなります。

肩甲骨はがしが危険だと聞いたんだけど・・・?

例えば、体が固い方が背中で手を合わせるエクササイズをやると肩が脱臼したり、筋膜が引き伸ばされ痛めたりすることがあります。

ストレッチでも無理をすると怪我をしてしまうのと同じように肩甲骨はがしも無理をすると怪我をしてしまいます。

そういう意味で危険ではあります。

「無理のない範囲で」
「毎日少しずつ継続」

これが怪我をしないで肩甲骨を少しずつ柔らかくする最大のコツになります。

肩甲骨はがしはプロに頼んだ方がいい?

特に症状がなく肩甲骨が少し固い程度であれば、自分で少しずつ行うことで確実に改善されます。

ぶっちゃけてしまいますが、整体で肩甲骨はがしだけを行っても長続きはしません。

筋肉は形状記憶です。

前の固い筋肉時代を覚えているのです。

そのため筋肉教育が必要になります。

毎日整体に行くわけにもいかないので自分で少しずつ肩甲骨はがしを行うことで筋肉教育ができます。

何か症状がある場合や、不調な場合などはプロに頼みましょう。

整体師の仕事は、ちょろちょろ流れていた川を流れを大きく変え、正常な流れに戻すことです。

まとめ

肩甲骨は人体にとって非常に重要な部分であり、肩甲骨が固くなると全身の筋肉が強張ります。

肩甲骨はがしだけを行う整体院はなく、一つの技術として、肩甲骨はがしが存在します。

一般の方でも少しずつ、無理のない範囲でやれば肩甲骨はがしは安全であり、継続することで少しずつ肩甲骨周辺が柔らかくなり腕の動く範囲も大きく広がります。

肩甲骨は老いの目安ともなります。

「肩甲骨が固まる腕上がりづらくなる→腕をあまり大きく動かさなくなる→血流、リンパの流れが停滞→更に肩甲骨が固まる」

という繰り返しで人は年を重ねていきます。

健康、美容、アンチエイジングとしても肩甲骨はがしを取り入れてみてください。

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