整体などに行くと

「あなたこことここの骨がズレて体がゆがんでいますよ!」

「こういうストレッチ、体操してくださね!」

などと言われた経験がある方も多いでしょう。しかし、整体では、エクササイズは教えてくれるのですが、骨がズレ、体が歪んでしまう原理までは教えてくれません。そこで今回は、誰も教えなかった体がゆがんでしまう仕組みをご紹介します。これを理解すればあなたの日常は、大きく変化するはずです。

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筋肉のバランスが変わると体はゆがむ

筋肉は骨に付着しています。したがって、筋肉のバランスが変わると骨が引っ張られて体がゆがむということは大前提でご認識ください。

体のゆがみは筋肉の力が抜けている時に起きる

理科室にあった骨格標本を思い出してください。筋肉、腱、靭帯など支えるものは、何もついていません。では、

「この状態のまま骨をずらしてみてください。」

と言われたら容易にできる感じがしませんか?なんの固定もしていないですから当然ですよね。

では、この骨格標本をガッツリ金具やテープなどを使って関節を固定するとしましょう。もう一度、今みたいに動かせと言われたら動かせますか?多分、無理だと思います。これはあくまでイメージの世界ですが、実際の人間も原理は一緒です。本来は、ぶらぶらの骨に筋肉、腱、靭帯が無数に絡みあっているのです。ちなみに筋肉だけで600個程度存在しますので、先ほどの金具やテープで固定した状態でも言い過ぎではないのです。つまり、これらの筋肉、腱、靭帯の干渉がなければ非常に簡単に骨は動かせるのです。

「骨は、筋肉の力が抜けていれば簡単に動かせる」

まずは、この事実を認識してください。

日常の癖、寝ている時に体はゆがむ事実

「体のゆがみは筋肉の力が抜けている時に起きる」

という法則を当てはめれば日常の癖、寝ている時の姿勢が重要なことがよくわかってきます。1秒でも良くない姿勢や寝方などをするとその瞬間にミリ単位ですが、骨はズレ、体はゆがんでしまいます。これは、ご自身で実証できます。

1、立ったままわき腹にある骨盤の上部(肋骨に手を触れ下に手を動かすと固い骨に触れる部分。ウエスト辺り)を触り、左右差を確認

2、立ったままどちかの足に片足重心をする(5秒程度)

3、もう一度骨盤チェック

ミリ単位の変化なので、かなり微妙な変化ですが、わかる方はわかるはずです。特に女性は、わかりやすいです。こんな簡単にゆがんで驚くと思いますが、少し生活に気をつけてみようと思って頂けたら幸いです。

女性は体がゆがみやすい事実

整体に来る方は、圧倒的に女性が多いのが特徴です。男性より自分の体を大事にする性差もありますが、痛みを抱えている方は、やはり女性に多いのです。これはなぜでしょう?これも

「体のゆがみは筋肉の力が抜けている時に起きる」

という法則を考えればわかります。

筋肉量が少なく、体が関節が柔軟

女性は、男性よりも筋肉量が少なく、関節が柔軟な方が多いのです。また男性よりも女性は、靭帯が柔らかいという研究データもあります。つまり、筋肉、靭帯などの支える力が男性よりも弱いため、少しの衝撃などでも体がゆがみ、さらに、関節が柔軟なので男性よりも多くの体勢を取れてしまい、癖の種類が多くなることが女性の体がゆがみやすい理由です。

電車などで、女性を見ると足を組むを通りこして、ねじり鉢巻きのように足を絡まして座っている女性をみたことはありませんか?男性にはとても真似できない体勢です。よくある女の子座り、アヒル座りも男性は中々できるものではありません。他にも反張膝、反張肘などに代表されるように、関節が通常とは逆に曲がるのも女性が多いのです。

女性ホルモンの関与

女性は、男性と違い、妊娠、出産があり、生理も存在します。女性ホルモンの影響を日常から受けています。妊娠、出産時には、子宮を徐々に広げていくために女性ホルモンを分泌し、筋肉、靭帯を柔軟にしていきます。この時は、筋肉、靭帯が緩まっているので、普段よりも体がゆがみやすい状態です。さらに普段の生理の時は、女性は4種類(エストロゲン、プロゲステロン、オキシトシン、テストステロン)のホルモン分泌の影響を受けます。(男性は、テストステロンのみ)ホルモンと精神状態は相関関係にあり、4種類のホルモンで女性は精神的に不安定に陥りやすくなり、その結果、普段しないような癖がでたり、筋肉の状態も大きく変わってきます。

男性もそうですが、特に女性は、「体のゆがみは筋肉の力が抜けている時に起きる」ことをしっかりと認識し、普段から気を付けなければそのツケは、後々来ることになってしまいます。

ちょっとした衝撃で体がゆがんでしまう事実

事故

あなたは、車を運転している時に、グッと力を入れて運転しているでしょうか?していないですよね。この時思いもよらぬ方向から衝突されたら・・・体は、当然歪んでしまいます。

尻もち

全く知られていませんが、尻もちは事故と同等に考えてもらって差し支えないほど患者さんの隠れた原因として君臨し続けています。尻もちをつくと体の中心である、尾骨、仙骨が大きくズレてしまいます。そうなると全身状態に大きく影響します。

ご自身で実証してみましょう。

1、ふくらはぎの固さを確認しておく

2、腓骨と呼ばれる骨の出っ張り(膝の横にある出っ張り)をタオルをかませて痛くない程度横から叩く。反対の手は叩く足を支える。(叩く時は、なるべく足の力は抜く)

3、ふくらはぎの固さ再確認

ふくらはぎが柔らかくなっていたら成功です。腓骨が横に出っ張るとふくらはぎの筋肉が横に引き伸ばされるので固くなります。腓骨を元の位置に戻すことで、ふくらはぎが柔らかくなる原理です。恐らく痛くない程度であればそれ程強く叩いていないはずです。しかし、ふくらはぎが柔らかくなったということは、この程度の衝撃でも力さえ抜いていれば骨は動く証明です。

逆に力を入れている時は、骨は動きづらくなります。あくまで、力を抜いている時の衝撃で骨が動くとご認識ください。

メンタルの影響で体がゆがむ

「はいはい。出たよ。メンタル。整体師の言い訳でしょ。」

違います。東洋医学では当たり前の話ですが、最近やっと、西洋医学でも言われ始めました。メンタルと筋肉は相関関係にあります。それは、病人の方で背筋ピンっとシャキッとしている方がいないことからも何となく想像できるはずです。ご自身で検証もできます。

1、自分の固そうな筋肉を触る

2、もの凄く幸せなことを思い浮かべる

3、もう一度、筋肉を触ってチェック

少し柔らかくなっていませんか?かなり微細な変化です。逆に嫌なことやストレスを思い浮かべても検証ができます。この場合は、固くなります。このことは、上に記した女性ホルモンの関与にも通じます。精神不安定が筋肉に影響を及ぼします。筋肉のバランスが変われば骨はズレて体はゆがんでしまいます。

内臓の影響で体がゆがむ

おいおい!という感じだと思いますが、事実です。ご自身で検証できます。

1、立ったままわき腹にある骨盤の上部(肋骨に手を触れ下に手を動かすと固い骨に触れる部分。ウエスト辺り)を触り、左右差を確認

2、お酒を普段よりたくさん飲むか、満腹になるまで食べる

3、もう一度骨盤チェック

これは、解剖学的に証明されていませんが、人間には、スジというものがあります。これは、鳥肉などの白いスジ(神経とも言われているがはっきりは不明)と同様のものを考えてもらうと良いです。東洋医学的には、経絡とも呼びます。

ここからはあくまで私の経験を踏まえた推論です。内臓からスジは出ており、このスジは各筋肉と繋がっています。内臓に負担がかかると、内臓は固く収縮してしまいます。内臓が収縮するとスジを通して筋肉も収縮して固くなり骨がズレ、体がゆがむという流れです。この理論であれば、足つぼの反射区、手の反射区、背骨の反射区なども全て説明がつきます。私はかつて、この理論で、骨を動かしスジを治療していました。

私の稚拙な推論でなくとも何千年も歴史を持つ東洋医学が、実証してくれている事実ですが、まず上記の検証を行ってみてください。

総括

今回は、筋肉の外的要因と内臓の内的要因の両方をご紹介致しました。どちらの要因も別個ではなく、繋がっているとお考えください。骨がずれ、体がゆがめば内臓にも影響はありますし、内臓が疲れれば体のゆがみにも影響します。つまり・・・

・規則正しい生活

・食生活の改善

・姿勢に気を付ける

これが、外的要因、内的要因を排除する最強の健康法です。本当、皆さん軽視するのですが、普段の日常をいかに正しく送れるかで、体は変わってきますし、体が変わればメンタルも変わり、人生までもが好転していくわけです。是非、自分の為に生活を見直してみてください。

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