膝の痛み

膝の痛みには、変形性膝関節症などのように骨が変形してしまった重度なものからスポーツや事故などで、靭帯を損傷したもの、階段を上る時に少し痛い程度の軽症のものから様々な種類が存在します。

人間の膝には、平地で歩くときに3~4倍、階段を昇降する時は、6~7倍もの負荷がかかります。普段、意識していないと思いますが、膝はこの負荷を常に受け止めても泣き言を言わず影からあなたを支えているわけです。

今回は、変形性膝関節症、靭帯損傷ではなく、日常に最も多いと思われる膝の痛みの原因を対処法をご紹介したいと思います。膝の存在を少し思い出してあげましょう。

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膝の痛みの種類

日常で起こりやすい膝の痛みの種類です。どれに当てはまるか見ておいてください。

腸脛靭帯炎(ランナー膝・ランナーズニー)

腸脛靭帯は腿の外側にありその部分が炎症などを起こし、腿の外側が痛む症状です。指で押しても痛みがあります。一般にマラソンがランニングをしている方に多い症状です。

膝蓋腱炎(ジャンパー膝・ジャンパーズニー)

膝のお皿の下からスネに繋がる腱が炎症を起こして痛む症状です。膝のお皿の下は通常であれば、押しても痛くないのですが、押しても痛みがでます。バスケ、バレー選手に多い症状です。

鵞足炎(がそくえん)

主に膝の内側の腱である鵞足という所が炎症を起こし痛む症状です。膝を伸ばした時に痛みが出やすいのが特徴です。

オスグッド・シュラッテル病

体の完成していない思春期の子供に多い症状で、膝の下の骨にふくらみや変形等が見られ正座した時に痛んだり、膝のお皿の下が出っ張って痛む症状です。

膝の痛みの原因

西洋医学的には、上記にご紹介した症状のように痛む箇所や炎症等により病名がつけられますが、整体においては少し違う診方をします。

膝の捻じれ

膝は股関節や肩関節のようにあまり捻じれない構造になっています。つまり捻じれに弱い場所なのです。そのため日常で膝を捻じるような動作や癖を繰り返していると限界を超え痛みが出てきます。ランナー膝(ランナーズニー)、鵞足炎、オスグッド・シュラッテル病などの原因にもなります。

膝のスライド

急激なストップ&ダッシュ、膝を付いた姿勢での動きなどで膝の部分の腿の骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)が前後にスライドしズレてしまう場合があります。ジャンパー膝(ジャンパーズニー)、オスグッド・シュラッテル病の原因になる場合があります。特に体の筋肉が出来上がっていない思春期時期、高齢者に起こりやすいものです。

膝の痛みで日常気を付けるべき事

膝の痛みは一度出てしまうと日常で常用する場所ですので、非常に厄介になります。痛みを出さないための予防は常に意識しましょう。

日常の癖

足を組む、片足荷重、膝を床について移動する、女の子座り、アヒル座りなどは、膝の捻じれ、膝のスライドを生み出します。日常から注意しましょう。

思春期時のスポーツは無理をしない

疲労が重なった状態でスポーツをすると筋肉も疲れ果て筋力を十分に発揮できなくなります。その状態で、走ったり、ジャンプしたりする強い負荷を与えてしまうとその衝撃は筋肉だけでは吸収しきれず、骨や靭帯に負担がかかりその結果、膝の捻じれ、スライドが発生してしまいます。

特に思春期時は、筋肉がしっかりとしてくる途中ですので、大人のようにしっかりとしていないことを指導者は認識するべきです。また筋肉がしっかりとしていなということは、日常の癖でも容易に骨格が歪みます。ご両親はこれも理解しておかないといけません。

これらを考えると思春期時の部活動は短期集中練習が一番効率が良く、怪我を予防できることになります。

高齢者はいきなり動かない

高齢者の場合は、筋肉の働き自体が落ちています。更に普段動かないため筋肉と神経の連携が悪く筋肉の反応時間が若い人よりも遅くなっています。特に危ないのは、朝方です。寝て起きて神経機能も十分に機能していないので、筋肉にすぐに力が入りません。その状態で立ち上がったり、歩いてしまうと骨がズレ膝にびきっと痛みが走ることになります。

普段から体を動かしている方は、筋肉と神経の反応時間が早いので問題ありませんが、普段動かない方であれば、朝は起きて少しボーっとして、準備が整ったら体を動かす必要があります。ご家族が気を付けてあげてください。

膝の痛みの整体

膝に捻じれやスライドがあれば、それは全身に影響を及ぼします。そのため膝の痛みであっても全身を調整し、最後に膝を軽く調整します。そうするとその場で痛みが取れます。

炎症があっても炎症の原因の膝の捻じれ、スライドは取れているわけですので、スーッと引いていきます。炎症を抑えるために冷やす前に原因を取り除いてあげれば炎症は治まるのです。

膝の痛みセルフ整体

ツボ療法

1か所につき30~60秒程度気持ちいいぐらいで刺激します。ツボの位置がわかりづらい場合は、手の平でツボを覆って刺激しても効果があります。

曲池

人差し指の延長線上の肘のしわ部分で押すと痛みがあります。東洋医学的には炎症は免疫低下が原因で起こります。

ドケルバン病 ツボ

三陰交

内側くるぶしから指4本分くらい上です。炎症を抑える働きがあります。

ドケルバン病 ツボ

陽陵泉

膝の外側にある出っ張った骨(腓骨頭)の下辺りになります。筋肉、靭帯のツボです。

骨盤矯正 ツボ

総括

膝の痛みは、日常の生活次第で大きく改善します。まずは、自分自身の日常の癖や悪い動作を探ってみてください。意外に多いはずです。

今回ご紹介したセルフ整体を実践して頂ければほぼ膝の痛みは治まるはずです。しかし、膝は日常で負担がかかる場所ですので、治まっても油断することなく1週間は継続してください。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。拝

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